明確に
条例の中でということで、
女性活躍の
部分について、文字として表われていないかもしれませんけれども、思いとしては、やはり
女性の
活躍、例えば働きやすい
職場環境づくりであるとかといったところは、当然根底に置きながら、
産業施策、そういった
支援策というものを進めてまいりたいと考えております。
その中で、国では、多様な
人材を生かして、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、
イノベーションを生み出し、
価値創造につなげていける
経営、これはちょっと
経営者視点になるかもしれませんけれども、そういったものを
ダイバーシティ経営というふうに定義をしているものでございます。
多様な
人材とは、やはり性別、年齢、それから人種や国籍、障害の有無、それから
性的思考、宗教、信条、
価値観などの
多様性だけではなく、キャリアや経験、働き方の
多様性も含むというふうに定義をされてございます。
府中市といたしましても、
女性や
外国人をはじめとする多様な
人材の
活躍につきましては、
少子高齢化の中で
人材確保をし、多様化する
市場ニーズやリスクへの
対応力を高めることになりますので、
経済の
持続的成長にとっては不可欠であると考えております。
女性活躍の
促進というところでございますけれども、
女性活躍の
促進につきましては、ただいま部を越えて、
共通課題と認識をしております。
現在策定中の、先ほど御紹介いただきました
男女共同参画プランにおきましても、働くという
視点でございましたら、仕事と子育てを両立する
支援でありますとか、働きやすい
職場環境の
創出等の
視点から、
女性の意見が反映され、
女性が
活躍できる
仕組みづくりについて、検討を進めているところでございます。
今後、さまざまな
ニーズをお聞きしながら、
産業振興ビジョンに掲げた
施策との
整合性を図りながら、具体的な
取り組みを展開していきたいと考えております。
府中市
産業振興ビジョンの中には、
女性活躍に若干触れておりまして、
セミナー等を通じた
事業者に対する
女性活躍に係る啓発、
市内事業所における
女性活躍の
事例紹介、
女性が働きやすい
環境整備に取り組む
企業に対する
助成制度の
創設等を掲げており、
女性活躍の
促進は、今後の取り組むべき
課題であるとは、しっかり認識をしているところでございます。
女性に限定した
施策ではございませんけれども、これまでも
府中市におきましては、起業ですね、
創業をされる際の
支援制度を続けております。
過去には、やはり
女性の起業、
創業を多数
支援している例もございますし、
令和4年度につきましても、この制度によって、引き続き
女性の
活躍に寄与したいと考えております。
それから、
外国人材の
導入支援につきましてですが、
人材の
導入支援、先ほど御
説明いただいたとおり、これはやはり外国の方にも会社に入って働いていただくというところの前提の中で、
経営者視点からいえば、
雇用確保というような
言い方ですけれども、そういった意味を考えております。決して当然、人の問題ですので、物という認識は全くございません。
府中市
産業連係室が
企業訪問を行う中で申し上げますと、やはり多くの
企業が
人材確保に
課題を抱えていることがわかっております。
これにつきましては、
府中市に限らず、全国的にも
生産年齢人口の減少が続く中で、労働力不足を解消し、
事業継続を達成するためには、特に
製造業が盛んな
地域において、
外国人を
雇用しているケースが見受けられます。
府中市といたしましては、
市内企業が
外国人を
雇用する際に必要な知識である
在留資格にかかわることでございますとか、
労働条件等について、
理解を深めたいという
企業さんがいらっしゃいましたら、
専門家等の招聘によりまして、そういったところの
課題をクリアさせていただければなと考えております。
それから、国の機関である法務局、それから
労働局、広島県、さらには民間の、やはりそういった
専門機関等もございますので、そういったところも活用させていただく中で、
マッチング等の
支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。
○
委員長(
加藤吉秀君) ほかにありませんか。
村上副市長。
○副市長(
村上明雄君) 全般通じまして、いろんな、ちょっと配慮とか、
説明をもっとしっかりせにゃいかんとか、あるいは、
取り組みにおいて、少しフォーカス当てないけんポイントがあるんじゃないのかと。そういった、またあるいは
部局間連携の
視点もちょっと大事なんだろうなと思いながら、御質問を伺っておりました。そういった御意見につきましては、本当にこれから展開していく中で、頑張っていきたいと思っておりまして、あくまで
条例ですので、全部が全部、書き込めることでもありませんし、また基本的にはこれ
理念条例でありますので、改正が今後ないわけではないんですけれども、やはりある程度こう方向づけの話としてのこう、ざっくりといいますか、抽象的な書き方になってこようと思います。
これを理念だけで終わらせんための
仕組みとして、今回は
連携会議ということで、
官民連携のような
会議体を設けまして、具体の
取り組み、それはひいてはまた毎年度、毎年度の予算とかという中で、形として見せていくようなことになろうと思います。
何点か、そういう意味では
説明資料の中で、
施策の
基本方針と
産業ビジョンとのリンクと当初予算での主なものということを掲げさせていただいておりますけれども、御指摘というか、御意見ありましたように、ちょっと
商工労働課だけの
事業みたいなところがありました。そういったところは改めて、先ほどの農業の話でありますとか、
男女共同プランのことで
取り組みとか、あるいは今年度当初予算の
テーマの1つとして、ブランディングだとか、つながるという大きな
テーマも掲げていますので、そういったものを本当に意識しながら、ほんでまた
市民の皆さんにお見せするパンフレットでありますとか、
説明会、そういった中で、より意識しながら、丁寧に取り組んでいけるように頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
○
委員長(
加藤吉秀君) ほかにありませんか。
加島委員。
○
委員(
加島広宣君) 先ほど
外国人の
雇用の話もありましたですけれども、導入ではなくて、いわゆる受け入れの
支援というような、ちょっとこう言葉も考えていただきたいなと思って聞いておりました。
これよく見ると、
令和4年度の主な
事業の中に、
販路拡大の
促進に
東京アンテナショップNEKIの運営と書いてあるんですけれども、これ行政で運営されるということではないですよね。
○
委員長(
加藤吉秀君)
宮商工労働課長。
○
商工労働課長(
宮康展君) こちらも、運営方法に今までと、従来と変わるものではございません。
産業振興ビジョンに掲げる
販路拡大とかプロモーションの戦略の
考え方の中で、
令和4年度に実際に予算化した
事業の1例として掲げさせていただいているものでございます。
東京アンテナショップNEKIの運営につきましては、首都圏におけるプロモーション戦略に主眼を置いた
取り組みに対する負担金につきまして、運営主体である
府中商工会議所に支出するということになっております。
○
委員長(
加藤吉秀君)
加島委員。
○
委員(
加島広宣君) ですから、運営のこの
支援をしていくという考えでいいということですよね。
そのほかの
事業継承、いわゆる市内の
事業所の
事業継承に、この実態把握、
企業訪問ということも、文言はあるんですけれども、ここらあたりも、例えば目標値の訪問件数というような設定も、しっかり今後入れ込んでいただきたいなというような思いもありますし、それとあとこのロボットテクニカルセンターの設置という文言があるんです。このロボットテクニカルセンターというのは、どういう規模のものを考えていらっしゃるのか、お伺いできればと思うんですけれども。
○
委員長(
加藤吉秀君)
宮商工労働課長。
○
商工労働課長(
宮康展君) ロボットテクニカルセンター、これ仮称でございますけれども、大きな流れの中では、今年度、
主要事業として上げさせていただきました
市内企業による
共同受発注のシステムを構築していく中で、主にこの
人材とか、それから技術の向上等の
役割を担うセンターとして位置づけたいなと考えております。
具体的には、例でございますけれども、例えば3Dのキャド、それからマシニングセンターやロボットといったものを、機械を配備しまして、これから就職をしようとする方々、それから実際にもう働いているんだけれども、自分の技術を向上させたいというような方々を受け入れるというような形の中で、このセンターを活用していただければなという構想を今、持っているところでございます。
規模につきましては、現在のところ、ちょっと未定でございます。といいますのも、導入する施設設備等の大きさでありますとか数量、それから地理的なものもございますが、いろいろ条件を検討しながら、今後そういった規模についても決めていきたいと考えております。
○
委員長(
加藤吉秀君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
加藤吉秀君) なければ、
本案に対する質疑は、これにて終了いたします。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
加藤吉秀君) なければ、
本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
委員長(
加藤吉秀君)
起立全員であります。
よって、
本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
委員長(
加藤吉秀君) 続いて、所管事務調査のうち、報告第1号、
専決処分の報告についての件を議題といたします。
本案の
概要について、
提案者からの
説明を求めます。
河毛
建設部長。
○
建設部長(
河毛茂利君) 報告第1号、
専決処分の報告について、
説明いたします。
報告集2ページにより、
説明します。
道路事故の損害賠償に係る
専決処分の報告でございます。
事故の概況といたしましては、
令和3年9月12日、午後3時頃、林道市場線におきまして、道路中央付近にあった落石の上を通過した際に、車両下部が当たって破損し、オイル漏れをおこした案件でございます。
報告が遅れ、申しわけございませんでした。
以上、報告でございます。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
加藤吉秀君) これより
本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次、御発言をお願いいたします。
芝内副
委員長。
○副
委員長(
芝内則明君) この落石があった後に、結局どのような形で、その周辺とか点検とか、あるいは整備計画とか、そういうことを考えられておるのか。あるいは、もうこれは常態化して、そのような落石がある場所であると、もう認識をされていたのかをちょっと御
説明をお願いします。
○
委員長(
加藤吉秀君) 河毛
建設部長。
○
建設部長(
河毛茂利君) それでは、まず初めに、私から
専決処分の報告が遅れたことについて、まずお答えさせていただきます。
事故及び事務処理の経緯でございますけれども、先ほど話しましたように、
令和3年9月でございます。荒谷町の林道市場線におきまして、山林からの落石、そして車両下部が破損したものでございます。
経緯といたしましては、過失の交渉を行い、10月中に過失割合、当事者70パーセント、
府中市30パーセントで示談が成立しております。
その後、道路事故の損害賠償に係る
専決処分の書類を作成、支払いを11月30日に行っております。
しかし、直近の12月議会への報告が漏れておりまして、3月議会となってしまったものでございます。大変申しわけございませんでした。
今後は、二度とこのようなことがないように、業務に取り組む時点で、まず手続や事務処理を確認、そしてまた複数の職員でも、漏れがないよう再度確認を行いまして、適正に処理を行って、進めてまいります。
続きまして、落石場所を含めた整備計画でございますけれども、まず初めに、道路の維持管理でございます。道路維持につきましては、所管する課で行っておりまして、市道であれば土木課、
農道、林道であれば農林課が行っております。
これらの道路の維持管理につきましては、職員による市内全域の定期パトロールや日常点検、日常巡視、
地域住民の通報に対して、迅速な状況確認を行って、市内全域の道路の把握に努めているところでございます。
路面の穴埋めなど、緊急を要するものにつきましては、現地確認を行って、直ちに職員による対応も行いますし、または業者に指示を行って、迅速に対応しているところです。
今回事故が発生いたしました林道市場線の維持管理につきましても、落石注意の注意喚起看板の設置、そして日常の点検や通行者等からの通報により、落石や路面などの異常確認など、行っているところでございますが、そういったときには速やかに支障物の撤去でありますとか、路面の修繕などは行っております。
整備計画ということでございます。現時点ではありませんけれども、落石の頻発する箇所や山腹崩壊箇所なども含めまして、危険箇所の調査、災害発生リスクの軽減対策などを検討いたしまして、適切な道路維持管理をしていきます。
○
委員長(
加藤吉秀君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
加藤吉秀君) なければ、
本案に対する質疑は、これにて終了いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
委員長(
加藤吉秀君) 以上で、
建設委員会に付託された案件及び所管事務調査の審査は、終了いたしました。
委員長報告の作成につきましては、御一任願います。
以上で、
建設委員会を散会いたします。
午前10時39分 閉会...